修理実績 その80

アウトランダーPHEVのステンレス製サイドバー塗装の失敗事例

万能タイプのガスプライマーを吹き付け塗装をすると、何のきっかけも無く塗装が剥がれてきてしまいました。こんなことは初めてでしたので調べていくとステンレス素材はガスプライマーでは密着しないことが判明しました。
簡単に塗装が剥がれました。このような場合は昔ながらの方法でペーパーの粗い番手から時間を掛けてメッキ表面にキズを付けていきます。
色々調べた結果、特別なプライマーがあるということで材料を取り寄せ塗装をしました。メッキ部分に塗料を密着させるための接着剤の役割と下地塗装の役割も果たすプライマサフェーサーです。
充分なセッティングタイムを置き、通常の黒塗装をした後マッドブラック塗装をして完成です。 ここまで手間暇掛けたとしても、本来塗るべきものではないメッキ表面に塗装をするのと、お車の使用環境の違いなどで剥がれてしまう可能性は十分あります。メッキパーツへの塗装をご希望の際はそのことを十分ご理解して頂いたうえでご依頼いただけると幸いです。
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